2005年8月20・21日にかわさきロボット競技大会が行われました。





今年も参加しました。機体名は『舞姫』です。
夏休み入ってから、毎日のようにバイトばっかりで、大会4日前からようやく休みが取れました。

大会前日だって言うのに、現役生で機体が完成しているのは7台中舞姫だけ。午後になると、ホルスタイン・らぶりーV・疾風も完成。
夜になってもデスティニーダンゴムシ・スコルピオン・雷電が全然形になっていない。みんな目が逝ってるよ〜。
さすがにヤバイので、バッテリー充電しながら手伝ったりしてました。
手伝うことがなくなったら、舞姫の最終確認をして出発の準備をして5時くらいに寝ました。

5時40分に起きて、車に機体を積めて6時に出発。車の中ではずっと意識不明。。。途中事故があったらしく渋滞して受け付け時間ギリギリに到着。
でも、会場前には人だかりが。どうやら2人以上じゃないと入場できないとか。外で機体を組んで手伝いに来てくれた人と一緒に中に入って受け付けしました。

控え室に行くと、初戦の相手JUNBOが来ました。本当にジャンボになってないか不安だったけど、紙袋ひとつで来たところを見ると今年も超小型の様子。
色々と話していたけど、機体のことはほとんど教えてくれなかった。。。

そんなこんなで試合。会場に行って車検の時にはじめてみたけど意味不明な小ささだった。重量200gってなんだよw
試合は相手が小さいのでバッテリー2本直列に使うところを1本にして、速度を落として闘いました。
丘に相手が隠れて良く見えないけど、アームで突ついてたら相手のアームの紐?に引っ掛ったので持ち上げたら、木の葉のようにJUNBOがリングから落ちて勝利。

高校の時の先輩や後輩や先生なども応援に来てくれていて、久しぶりに会ったので楽しかった。緊張で痛かった胃も少しは楽になった。

次の相手は電龍。速度が速くて走破性が良いので、付いていくのがやっとだったけど、相手がアームの上に乗って来たのでそのままひっくり返して勝利。

仲間の様子を見に行ったら、スタンディングの機体はスタートミスでみんな負けていた。。。他にも足がロックしたりして歩けなくなったりしていた。
4年生の先輩は、スティンガーは順調に勝っていたが、バロックはギヤが破損。瞬光はフレーム破損で、負けてしまったらしい。
神皇は、武・殺は決勝をもう決めていた。闘・空は敗者復活戦を順調に勝ち上がっていく。巨はスタートミスで負けたらしい。
OBの先輩のRed eye も決勝を決めたらしい。

3回戦目は、アンティークが来ると思ってたけど、アンティークは自爆したらしく、別の機体(覚えてない・・)が来た。
相手が連戦だったらしいので、「先に敗者復活戦を2・3試合やってからで良いですか?」と大会委員の人がわざわざ来たので、OKしました。
10分くらいまってから、試合開始。相手にアームが差さってブレイクになったりしたが、引っくり返して勝利。無事に決勝トーナメントに今年も進出できました。

その後は、仲間の敗者復活戦を見たりしていた。敗者復活戦最後の試合のくじ引きで、闘と空が当たって、かなり痛い音を出しながらも闘神皇が勝利して決勝トーナメントへ。
Dリングでは人だかりが出来ていたので、覗いてみるとホルスタインと都立高専の「鈍」が激しい戦いを繰り広げていた。
お互い3分間動き続けたすえ、延長戦へ。向こうはアームの調子が悪くなったらしく、動かない。
選手は物凄い気合と興奮状態にあった。
審判の準備はよろしいですか?にたいし、お互い会場中に響く大音量で「っはい!」と返事合戦から始まった延長戦。
鈍が押す。ホルスタインが逃げる。ホルスタインが攻撃する。鈍が逃げるを繰り返したいた。
残り時間はあと1分、コイントスになるかと思った時、鈍のオート帰還機能(まぁ〜暴走だと思うけど)により鈍が選手の方へ帰っていきそのままリングから落ちて決着はついた。
おそらく、この2日間で一番熱かった試合だと思う。見ている者も興奮するくらいの試合だった。

ホルスタインはダメージが多く急いで修理。6人くらいで修理した。
その後もホルスタインは毎回大きなダメージを受けながらも、順調に勝ち進み決勝トーナメント進出した。
これで、現役からは、舞姫・ホルスタイン。4年生からは、スティンガー。OBからはRed eye。神皇からは、武・殺・闘が決勝へ進出。
神工関係からは7台も決めた。



大会2日目。
前日は仲間がバッテリー充電をやってくれるというので、機体には一切触れずに寝れたお陰で、昨日よりはスッキリしていた。

さすがにこの日はすんなりと控え室に入れた。
控え室に入り、機体を組立てて車検にクリアした。クリスタルを借りて試運転しようかどうし様かまよったけど、やっといたほうが良いよといわれ機体を動かすと、何か左足がロックしてる。
色々見たけどよくわからず、焦っているところに仲間が来て、「足曲がってるよ」って言われ別の角度からみると明らかに曲がってる!
ペンチで無理矢理曲げて修正。すんなり動くようになった。やっぱり試合前の動作チェックは大事ですね。


試合までの時間、控え室のテレビで試合の状況を見ながら話しをしていたら、「クワガタ」の人が「今年、神皇は4台来たんだね」と言われ「いえ、武神・殺神・闘神の3台です」って答えたら 「あれ?舞姫は神皇じゃないの?」って言われた。

舞姫は神皇じゃありませんから!!!


確かに似てはいるが、確実に違う点がいくつかあるのでその辺を理解して欲しい。

まぁ〜そんなこんなで試合時間。緊張してるのでちょっと速めに下に行って車検した。
私の前の試合では「××タロウ」と「団地妻卓球部」が戦っていた。これに勝った方が、2回戦の相手になる。
1本目はお互い良い勝負をしていたが、団地妻が引っくり返して1本とった。
2本目は××タロウの足が不調で上手く動けてない様子。そこに団地妻の一撃で××タロウは吹っ飛んだ。あぁ〜やっぱり強いなぁ〜・・・。

そして自分の試合。相手は「Φ成」(ふぁいなる)。棒アーム対策で前面にシールのついたアームが特徴だそうだ。
1本目は、緊張のあまりスタートミス。左後ろ足が脱輪してリング側面に触れてしまった。しかし、相手の動きを見るとそんなに速い機体では無さそう。
2本目はスタートを慎重い行い成功。そのまま一気に攻撃して引っくり返した。3本目も同じようにして1試合目は無事通過した。

他にも、スティンガー・殺神皇・闘神皇は無事に2回戦へ進出。武神皇は、初戦が「たんぽぽ」だったので、焦ったのかアーム操作が混乱して自爆して負けてしまった。
ホルスタインはアンティークと激しいバトルで惜しいところまで行ったが、残念ながら負けてしまった。

2回戦までの間、モルダウさんがやたらとロボのパーツを取ろうと言って来た。
ちょっとシツコカッタので「東さん呼びますよ」って言ったら、本気でビビッテたから面白かったw

2回戦が始まるので会場に行くと、Bリングでは「カトレア」と「闘神皇」が試合をしていた。この試合で勝った方が3回戦目の相手になる。どっちも嫌だなぁ〜・・・。
闘神皇はスタートミスでなかなか倒れず、そのすきにカトレアが強力なアームで攻撃して勝利した。

2回戦の団地妻は速い機体なので、スタンディングには不利だから負けると思っていたけど、××タロウのUE村さんからアドバイスを受けて少しやる気が出た。
試合は東さんが隣にいて「絶対に倒せ!」っといつも以上に気合が入っていた。
試合が始まると同時に××タロウさんが言っていた弱点が確認できたので、落ちついてアームで引っくり返した
2本目は相手のが自爆して勝利。まだ半分リングに乗っかっている相手に、東さんが「トドメだ!攻撃しろ!」っと言っていたが、さすがにそれはできませぬ。。。

他にも、殺神皇は都立高専の「ネメシス」に負けてしまった。スティンガーはアームのリーチを利用して上手く勝ち上がっていた。


控え室に戻ると、東婦人が「カトレア絶対に倒してよ」って言われたけど、団地妻に買った時点でテンションダウンしていたが、「カタキ取ってきます!」っとちょっと強気な発言をしてみた。
武神皇のくぽ〜先輩は、相当凹んだらしく、俺以上にテンションダウンしていた。


そしていよいよ来た、3回戦。
車検を済ませた後、少しカトレアの人達と話しをしたりしていた。機体を隣に並べてみると、アームの長さが全然違う。アームユニットだけでも長いのにされに爪が飛び出してくることを考えると、相手の方が長い。

試合の準備をして、隣のAリングでは、「たんぽぽ」と「イグニッション」が試合をしていた。
お互い睨み合いの試合になっていた。雰囲気は”ヘビに睨まれた蛙”状態。もちろん”ヘビ”は「たんぽぽ」であるが。
イグニッションもたんぽぽの下に潜り込んだりと素晴らしいテクニックを見せてくれたが、残念がなら負けてしまった。
隣の試合中、東さんがずっとアドバイスをしてくれた。毎年のように、カトレアと闘っているだけあって、的確なアドバイスだった。経験値の差を感じる。

そして、舞姫の試合。1本目はスタートミスでアームが目の前の丘に引っ掛り全然前に進めず、体制を整えて突っ込んだものの、見事に引っくり返された。でも、それで相手のリーチがある程度わかった。
2本目は、スタートに成功。東さんのアドバイスの通り試合をして勝利。「そんな感じ」と東さんも喜んでくれた。
集中して3本目。2本目と同様にやってみたが、簡単にはいかせてくれず苦戦。何度か体制を整えてようやくアームが下に入ったので一気に引っくり返して、まさかの勝利を収めた。
試合を見ていた人で何人の人が「舞姫が勝つ」なんて予想できただろうか・・・。

グッタリとしたような顔で「はぁ〜」とため息をつきながら控え室にもどると、皆「あーやっぱり」みたいな顔をした。
そこで「勝っちゃいました」と言ったとたん皆驚いた顔になった。


次からは控え室に戻ってこれないので、荷物をまとめて会場へ。
準決勝の相手は「メカニック」、またしてもモルダウさん。今度はモロ・・・じゃなくてモリゾウの帽子をかぶって変装してるつもりだった。
ここで、相手の帽子を剥ぎ取って「あれ?あなたさっきも操縦してませんでしたか?」っと大声で言ってやれば舞姫は無傷で勝てたのだろうけど、さすがに場の空気が悪くなるのでやめておいた。

隣のAリングでは、先輩のスティンガーとたんぽぽが試合をしていた。
たんぽぽは上手くスティンガーのアームかわしながらスティンガーに勝利していた。

試合は2本とも綺麗に決まった。2本目の引っくり返す瞬間「ガキガキガキ」と変な音が聞こえた気がする。
試合後のインタビューでモルダウさんが「妻じゃ姫に勝てません」っと自爆した。すかさず「あれ?妻じゃなくてメカニックですよね?」と突っ込みを入れる。
司会者も「あなたさっきの人と同じですよね?」と一番痛い突っ込みを入れられていた。

次はAリングだというので、急いで移動。裏の階段の下で機体のメンテナンスをした。
Bリングでは3位決定戦が行われていた。
メカニックが攻撃したら、アームが「ガキガキ」言っていた。どうやらドリルモーターのクラッチが発動したらしい。
メカニックと舞姫の試合の最後の音はそれだったのか・・・。
スティンガーは油断したのか、1本取られるもののアームのリーチを上手く使って2本とって見事3位になった。


喜びもつかの間、今度は舞姫の決勝戦である。
裏では、たんぽぽの人が「カトレアに勝った機体に勝てないよー」とか「そのタイプには弱いんだよねー」と弱気なことを言ってはいるけど、どうも余裕そうに見えた。

試合になると、部活の仲間がゾロゾロと来て真横で応援してくれた。ちょっと気が散るが集中して1本目。
スタート直後両者リング中央で鉢合わせ。たんぽぽが舞姫のアームをすくい上げようとしたら、何が起きたのかたんぽぽがひっくり返った。
周りが大騒ぎ。俺は頭の中が混乱。
アームがちょっとグラグラしてる気がするが、気にせず2本目。
ココからは記憶がほとんど無いので、あとからビデオで見たことになる。
何度かアームを下に入れて持ち上げるが、逃げられる。しかし、確実にたんぽぽの体制は崩れ舞姫に後ろを向けてくれた。
チャンスと思って突っ込むが、舞姫のアームがたんぽぽの足とアームに引っ掛りロック。
持ち上げても上がらないし、押しても上手く押せない。たんぽぽは完全に操縦をやめていた。
ココから記憶が復活。
ブレイクになって、取りなおしになるとこんなに上手い状況は2度と来ないと思い、必死に動き回る。

たんぽぽはロックすると操縦を完全に辞めるのは何度か試合を見てて知っていたので、「ここでアームを外せば相手の後ろを攻撃できる」
そう思って、アームの微調整して一気に後ろに下がってアームを引きぬいた。
予想通り、たんぽぽはワンテンポ遅れて動き始めたが、すでに舞姫のアームはたんぽぽの下に入っていたのでそのまま引っくり返して勝利!!


高校の時に始めてかわさきロボットを見て、カトレア・たんぽぽの迫力・強さ・技術力の高さはロボットを始めたばっかりだった私にもわかるものであった。
そんな憧れであり、目標でもあった人達と戦えたことは大変嬉しく思っております。そして今回の優勝は仲間が協力してくれたからだと思っています。


こんなに長い文章を最後まで見てくれた方、ありがとうございます。

こうして、一生の思い出に残る夏休みは終ったわけで、これからは学園祭周りやイベントに出きるだけ参加します。
追う者から追われる者に、結果的にはなったわけですが、
舞姫はそんなに強くありませんからいじめないでください(;;)
心からの願いです。

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